日大三島高等学校・中学校の柔道部ホームページです。柔道部の活動内容や試合結果等を記録しています。

  1. 監督コラム

第7回静岡県東部高等学校柔道選手権大会1日目

image image本日市立沼津高校にて、東部高等学校柔道選手権大会団体の部が行われました。本大会は新チームの最初の大会であり、今後の大会に全てポイントとして影響がある大切な大会です。

結果は…

優勝‼︎

15年ぶりに団体で東部大会優勝できました。

私が本校の指揮をとってから、初めての団体優勝です。

たかが東部大会と言われるかもしれませんが、本当にやっとここまでたどり着くことができました。

今までも何度も優勝できるチャンスはありました。

素晴らしい選手たちに恵まれ、まわりからは優勝しかないと思われていた時代もありました。しかし、監督の采配が甘く、選手はもちろん、多くの方々に悔しい思いをさせてきてしまいました。

逆に選手が3人しかおらず、予選リーグ敗退という辛い苦しい時代もありました。

毎回必ず悔しさしか残りませんでした。
応援、期待してくださる方々に結果で示すことが出来ずにいました。

やっと今日、ひとつの成果をあげることができましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ

予選リーグ初戦、初めての団体戦出場の三井政輝のガチガチに緊張した姿に、全体は逆にリラックスできたのではないでしょうか(*^_^*)

いいスタートを切ることができました!

5-0で2試合を終え、予選リーグ最終戦。先鋒の魁がまさかの弱気を見せてしまい、下がった所を投げられ、しかも絞められるという屈辱の一本負け…。自信を持って強気で攻めれば間違いなく結果は変わったはずです。
二年生3人の活躍で3-1勝ちしましたが、絃希と魁は反省が必要な内容でした。

予定通り予選リーグを一位で通過し、決勝トーナメント準々決勝は韮山高校との対戦となりました。四人しかいないチームですが、中学時代に腕をならした選手がいる素晴らしいチームです。
それぞれの役割をキチンと果たし、4-0で勝利。

そして準決勝。予定通り、最近負け続けている加藤学園との対戦となりました!

想定通りのオーダー。

選手たちが実力を発揮すれば間違いなく勝てる。そう思いました。

期待にしっかり応えてくれました!

先鋒の潤が1度、ミスで有効を奪われましたが、全く慌てることなく冷静に自分のカタチに持ち込み、最後は抑えきって一本勝ち。
大きな一本でした。

そして次鋒の重田。前半は攻めあぐねていましたが、最後はやってくれると信じていました。

やってくれました!

キチンと抑え切り、一本勝ち。

ベストな状態で、チームのポイントゲッター同士の対戦を迎えました。海斗対、長屋選手は何度も対戦しており、階級は違えどライバルである事は間違いないでしょう。

結果は指導1を取られての引き分け。

もう少し勝負をしても良かったのかもしれませんが、団体戦の鉄則は負けない事。
そして例え負けても一本取られない事が大切。

海斗は次への課題をもらいましたね。

副将は1年生対決。絃希対、熊谷選手。

中学時代から競い合ったライバルの1人です。

甘さが出てしまいました…。

一回り以上大きな選手の技を真っ直ぐ受けてしまえば最後は巻かれてしまうのは関の山。
前半に技有りを奪われてしまいました。その後、攻めて行きましたがタイムオーバー。技有り負け。

絃希は負けはしましたが、最低限は守りましたね!一本負けしなかったこの時点でチームの勝利は確定しました。毎回課題をもらい続けてきた加藤学園を久しぶりに越えることができました。

大将の亮太も上級生として、キチンと自分の柔道を徹底して、一本勝ち!

成長が見えました(^ ^)

3-1勝ち!

 

決勝は予定通りの飛龍高校。
ここ最近は勝ち続けていますが、絶対に気を緩められないライバル高校です。

オーダーはこれまたほぼ想定通り。

いける‼︎

そんな思いが頭に浮かびました。

しかし、簡単には勝たせてもらえませんでした…。

先鋒潤は厳しい戦いでしたが、有効を奪い、優勢勝ち。一本取りたかったですが先鋒の役割は果たしました!

次鋒は海斗。ここもポイントゲッター同士の対戦となりました。

相手は2階級下ですが、粘り強く組手の上手い吉川選手。

返し技で、背中をつけさせた場面もありましたが、攻めきることが出来ず引き分け…。

中堅は今大会で明らかな成長が見えてきた、亮太。やってくれると思いましたが、攻め切れず引き分け。
もう1分あったら違う展開があったかもしれません。課題をもらいました。

そしてひとつのヤマ場の副将戦。
重田対尾崎選手。前回、思い切り袖釣りでぶち投げた120キロの相手です。

当然簡単には投げ切れないとは思いましたが、最後はやってくれると今回も信じていました。
チーム全体でここは絶対取らなければマズイという空気が、かたさを生んでしまったのかもしれません。
重田らしさを出せず、痛い引き分け。

残すは大将戦。スコアは1-0有効勝ち。ここで技有り負け以上でチームは負け…。マズイ…。

大将の絃希の頭はこのことでいっぱいだったかもしれません。

強気の姿勢で攻めれば、ラクに引き分けられたと思いましたが、精神的に厳しい顔つきでしたね。

前半すぐに相手の背負いに真っ直ぐ乗ってしまい、有効。

その後指導も重なり、指導3の大ピンチでした。

しかし今日の絃希はギリギリのラインで何とか踏ん張ることができました。

最後は攻めに転じて有効に近い投げも出ました!

まぁ本当に心臓に悪い試合でした。

有効優勢負け…。

1-1の内容も同じ為、代表戦になりました。

うちは当然大橋海斗。飛龍高校は吉川選手。

次鋒戦の再戦になりました。

 

「最後はお前で決めろ!」

 

キャプテンである海斗に決勝戦前に言った言葉です。

まさか、代表戦になるとは考えていませんでした。本戦で海斗に勝って欲しいという思いで掛けた言葉だったのですが、それがこんなカタチになるとは…。

海斗を全員が信じていました。

強気の海斗を信じていました。

 

しかし、

勝利の神様は本当に簡単に微笑んでくれません。

中盤に一瞬の弱気が出てしまい、海斗に指導。

厳しい状況になりました。

しかしここで、終わる海斗ではありません。追い込み稽古をした合宿の成果が出ました!
強気の攻めに耐えかねた相手が掛け逃げの背負いをして指導。

ラストだったので本当に首の皮が繋がりました。

 

代表戦、更にゴールデンスコアでの延長戦。

 

今年になってから、苦しい場面での稽古はずっとやってきていました。
その成果をこの延長戦で出す事ができれば大きな自信になる。日大三島にとっても、海斗個人にとっても大きな追い風になる事は間違いない状況でした!

 

全員の心がひとつになっていました。

そして、やってくれました!

 

「有効、それまで。」

 

主審のジャッジが聞こえた瞬間、込み上げてくるものがありました。

たかが東部ですが大きく、高い階段をやっと登れた瞬間でした*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

最後の攻めは海斗らしい強気の攻めでした!
まだまだ組手は不十分でしたが、気持ちで有効をもぎ取りました。

 

良くやった‼︎

 

チーム力で、厳しい試合を制することができました。

第一段階クリアです。

しかし本当に苦しい戦いでした。
選手たちが良く耐え、繋いでくれました。この結果をしっかり自信にして、次に繋いで行きたいと思います!

 

明日は個人戦。

最高のパフォーマンスを明日も見せてくれるでしょう。

今日も本当に多くの方々に応援して頂きました‼︎
皆様の声援、拍手で選手たちは頑張り切れました(*^_^*)

本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

ひとつ、感謝を結果に出す事が出来ました‼︎

明日も期待して下さい。よろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ

監督コラムの最近記事

  1. 第9回静岡県東部地区高等学校柔道大会

  2. 令和5年度慶應杯争奪柔道大会

  3. 令和5年度静岡県高等学校新人体育大会柔道競技団体の部

  4. 令和5年度静岡県新人体育大会柔道競技個人の部

  5. 第12回遠江親善高校柔道大会

関連記事

contact

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

投稿の月別アーカイブ

PAGE TOP