選手の性格は様々です。
毎日の稽古に目標を持ち、常に自分に厳しく努力し続けているが、他人には優しいという選手は理想です。
もちろんこのような、理想に近い選手はいますが、決して多くはありません。
日大三島柔道部は「柔道でひとを育てる」という事を意識しています。
中学、高校の6年間、あるいは高校の3年間で様々な経験の中で心身の成長を促していくのが私の監督としての役割だと思っています。
生徒たちの成長は本当に素晴らしいです。
他人にやさしい選手は自分にも優しいところがあります。優しいという事は「自分に甘い」という事に繋がるかもしれません。
自分に厳しくできる選手は他人にも厳しく当たることがあります。厳しいという事は「常に威圧している」ということかもしれません。
「自分に甘く他人に厳しい。」
これは高校生としては幼すぎるでしょう。本校高校生ににこのような選手はいないと信じています。
中学生はまだまだ心のバランスがぐらぐらです。安定するまでは時間がかかります。慌てずひとつひとつですね。
さて、「自分に甘い」「常に威圧している」という性格の選手はどこにでもいると思います。
水と油ですね。
水と油は混ざり合うことはできませんが、お互いを認め合い支えあうことで大きな力を発揮することになります。
サラダに使うドレッシングはそんな感じでしょうか(;^ω^)
おいしいドレッシングはただの葉っぱを立派な?料理に変えてしまいますから...。
ドレッシングはさておき、性格の異なる選手たちをいかに同じ方向に向けさせるか。これは監督の仕事ですね。
お互いの良いところを探し、認め、しっかり表現し言葉で伝える。これは本当に大切です。
少人数だからこそ部員たちが全員、お互いのことを分かり合うことができます。
日大三島柔道部はそんなチームです。
これからも個性を認め合える、切磋琢磨しあえるそんな関係のチームを作り続けていきたいと思います。
「個性は丁寧に伸ばすもの」です。
今日も短時間集中努力していきます(‘◇’)ゞ