「継続は力なり」
誰もが耳にした事のある言葉だと思います。
私もこの言葉は昔からよく言い聞かされ、現在も意識して生活しています。そして教員になってからよく生徒たちに伝えています。
ひとつの事を続ける事、小さなことでも毎日繰り返す事は本当に大切であり、チカラになります。柔道に限らず何でもあてはまりますね。
挨拶ひとつでもそうです。毎日毎日朝起きてすぐに「おはようございます」の一声から始まる生活ができている子供たちは、必ず誰にでも「自然な挨拶」ができる人間になっています。
付け焼刃では「自然な挨拶」はできません。何時でも何処でも誰にでもできることが大切です。
「意識が習慣になり習慣は無意識になる。無意識=自然である。」
よく生徒たちに伝えています。続ける事って大切ですね。
さて、では毎日休まず稽古を継続すること・・・できているでしょうか???
「そんなことは当たり前です!」
と、言えるのは一昔前かもしれません。私が高校時代、「休みたいです・・・」何て口が裂けても言えませんでした。言おうとも思いませんでした。色々な人の顔が浮かびましたから・・・。1日休んでしまうと今までの努力が消えてしまうと思っていましたし、更にその次の日がもっと大変になるとも思っていました。
もちろん毎日苦しくて苦しくて逃げだしたくて仕方ありませんでしたが・・・。
結果、それを乗り越えたことが今に繋がっています。
私のように考えていた過去の教え子たちも沢山いると思います。
しかし、
現在は昔の考えを押し付ける気持ちはありません。「水口先生甘くなりすぎでは?」と言われるかもしれませんが、甘くなったわけではありません。
信念は全く変わりません。
古い考えや伝統は当然重んじていきますが、現在の「多様化にしっかり対応」していくことが大切です。
近年の天災の数々・・・そして猛威を振るっている新型コロナウィルス・・・誰が予想できたでしょうか。オリンピックの1年延期・・・通常では考えられませんよね。今の世の中は「想定外が本当に多いです。」
10年前と現在では世の中の環境も教育も大きく変化しています。子供たちの考え方はもちろん、保護者の考え方も当然変化しています。
でっかい気持ちでしっかり受け止める。そして個々に合わせた方向をしっかり定めて支援していく。
この気持ちでこれからも日大三島柔道部の部員たち、そして日大三島の生徒達に接していきたいと思います。
もちろん私自身まだまだ修行中の未熟者ですので、失敗もしますし、多方面にご迷惑もお掛けすることがあると思います。その時は是非、叱咤激励をお願いします。
「全ては未来の子供たちの為です。」
継続することは実は難しい事。できている事は当たり前ではなく「素晴らしい事」かもしれません。
だから「大きなチカラ」になるんですね。
今日も部員たちと真っ直ぐ向き合います。