本日、愛知県武道館にて中体連東海大会個人戦が行われました。
残念ながら今年はチーム日大三島柔道部からは参戦ゼロでしたが、来年の事を視野に入れて中学生を連れて現地に行ってきました!
中学生の戦いを見て、学ぶべきことが多くありました。そして、来年度チーム日大三島柔道部の一員になって欲しい選手たちの応援もしてきました!
中学時代、悔しい思いをした選手は必ず高校で花を咲かせることができる。
今日も悔しい思いをしていました。
これからが楽しみですね‼︎
話しは変わりますが、昨日からリオ五輪が始まりました。
初日は男女共に銅メダルを獲得しました!
オリンピックでメダルを獲得する事は本当に大変であり、素晴らしい事です。銅メダルは立派です!
しかし、日本は柔道において金メダル以外はあまり喜ばれない現実があります。
言わば、「日本人の誇り」でしょうか。
この考え方は賛否両論あるとは思いますが、私個人的にも「日本人の誇り」を代表選手には持ち続けて欲しいと思いますし、私自身もその考えを持った上で指導していきます!
さて、一つ思った事です。
60kg級代表の高藤選手についてです。
彼は小学時代からシニアになった現在まで、全てのカテゴリーでチャンピオンになってきた超エリート選手です。常に技の研究をして創意工夫してきた素晴らしい選手だと思います。
しかし、
前代未聞の強化選手のランクを下げられるという処分を受けた事のある選手でもあります…。
理由は稽古時間の複数回の遅刻など、当たり前の事を当たり前にできないという事だったようです。
この話を聞いた時に耳を疑いました。
まさか、日の丸を背負う代表選手がそんなことあり得ないと思いましたので…。
若さ故の事という判断で代表監督が丸刈りにして責任?を取る?という理解に苦しむ行動もありましたが、私は個人的にその後の彼の活躍に注目していました。
国際大会等で結果を出していましたが、最終選考でも準決勝敗退…。
優勝した宮崎日大そして日体大出身の志々目選手が代表になると思いましたが、実績が考慮され高藤選手が代表になりました。
代表になってから更にエスカレートしたマスコミ等に多数出演しての大きな発言…。
マスコミに踊らされている事もありますが、正直金メダルは厳しいのでは?
と思っていましたが、案の定でした…。
「私生活が必ず勝負どころで影響する!」
多くの指導者がそう指導していると思います。
いくら、センスがあっても、いくらチカラがズバ抜けていても、挨拶や時間等当たり前の事を当たり前にできない選手は最後に勝ち切れないという現実が今回の結果で、改めて見えた気がします。
もちろん高藤選手を全面否定しているわけではありません。日本人の誇りを持って本気で金メダルを取りに行き、そして敗れた後にしっかり気持ちを切り替えての銅メダルは立派だと思います。
中高生を指導する立場として、大変考えさせられる結果だったので敢えて思った事を書かせていただきました。
今日も代表選手たちには金メダルを取りに行って欲しいですね‼︎