20日、久しぶりに本校道場以外の場所で稽古をしました。
私たち指導者は、この数か月の厳しい稽古を歯を食いしばって努力していた選手たちのチカラが上がっていることは確信していたので、他校の選手にどの様にその成果を出せるか楽しみしかありませんでした。
しかし、そんな簡単ではありませんでしたね。
かなり緊張いていたのか、固くなっている選手がいました。
場の空気をいつもの「日大三島の空気」にすることができませんでした。
最近よく私が稽古中に使う言葉が「いい顔しなさい!」です。
何だか縮こまって「いい顔」とは程遠い顔で稽古していましたね・・・。せっかく早朝から時間かけて保護者に連れて行っていただいたのに・・・。
もったいなかったですね・・・。
もちろん全くダメというわけではありません。
「もっとできたなあ。いつも通り上げ切って欲しかったなあ。」
という気持ちです。受けの強さ、攻撃力が上がっていることは明確に分かりました。
後は速い組手、そして速い攻め。早く自分のペースを作ること。
出稽古後のミーティングで課題についてしっかり確認しました。
そして、次の日の稽古です。
出稽古の成果がしっかり出ました。改めて自分の甘さに気づき、いい稽古をしている選手、そして自分の課題にしっかり向き合っている姿が見えました。
壁にぶつかってもがいている選手もいます。壁にぶつかるという事は大切です。本気になっている証拠です。逃げに回らなければ必ず壁を越える事は出来ます。そして次のステージに上がることができます。
逃げそうになってしまったら、真っ直ぐ向き合います。分からなければ解るまで伝え続けることが大切です。私はずっとそうしてきました。もちろんこれからもその気持ちは変えません。
「人間として大きくなること」
柔道を通して人間力を高める。この気持ちでこれからもずっと部員たちと向き合っていきます。
今回の久しぶりの出稽古を通して間違いなく前に一歩進むことができました。
これからがますます楽しみです。チームを一つにします。
改めて、保護者の皆様今回も早朝から出稽古の送迎をしていただきありがとうございました。10月25日の初陣に向けてこれからもサポートをよろしくお願いいたします。