全5日の合宿も残るところあと1日、フルメニューをこなす最終日です。今日は夕方少し早めに行き、午後の稽古を少しだけ見学しました。他校の高校生や中学生、小学生も参加して道場の熱気でクラクラするほどでしたが、部員たちは気合の入った稽古をしていました。
心なしか、部員たちも生活に慣れてきたのか?明日で解放されるという安心からか?悲壮感みたいなものが感じられなかった気がします。今日の夕食も揚げ物中心のメニューでしたが、ご飯のおともの差し入れもたくさんあり、部員たちは黙々と口に運んでいました。
私も、最後の夕食なので生姜、にんにく、ネギ、みょうが、大葉などの、薬味オンパレードの一品の差し入れをしました。
「持って帰って!」・・・ん!?なんだか小さな声が遠くから聞こえた気がしましたが、隣にいた上級生が「オレ、そういうの好き」ってフォローしてくれた瞬間、
「いや、先輩無理しなくていいです!はっきり言っちゃってください!!」って大きめな声が聞こえましたヽ(;▽;)ノ
おそらく、みんな、明日は口からパワー臭がするでしょうが、全員だからお互い様ですね( ^∀^)合宿の醍醐味です!
極限まで胃袋に詰め込むのでどんな差し入れも部員にとったら”余計なもの”と”ありがたいもの”の紙一重なんですよね。その気持ちもよくわかります。でも、どこの親も大量のご飯を食べるために何がいいのか?すごく考えて差し入れを持ってきていると思います。厳しい練習の間に喜んでくれるものは何かな?って、すごく考えて差し入れを選んでいると思います。
そして、思うのです。
「この厳しい合宿を終えたら息子は一皮むけて成長してくれるのか?」
という期待と
「家に帰ったら元通りになっちゃうんじゃないか?」
という疑心。(確信?)
明日の解散予定の12時まで、合宿中の日大三島の道場ではまさに魔法にかかったシンデレラみたいに、部員たちは何事もやってのけることができるんだと思います。絶対にこなせないと思っていた練習メニューをこなしたり、絶対に食べられない苦手なものを食べたり、普段ならありえない量を食べたり・・・そんな自分に、自分が一番びっくりしているんだろうなぁと思います。
道場では靴も靴下も履いていないテーピングだらけのシンデレラ軍団だけど、明日の12時までありえない自分を精一杯満喫して欲しいです。応援しているからね!