試合の前にアップをして体の準備をすると思いますが、個々によってどの程度のアップが必要か違うと思います。結構自分を追い込んでギリギリまで準備する選手、軽く汗をかく程度でいい選手、違うアップのやり方があって当然です。一試合目がアップ感覚で徐々に調子を上げるやり方を自分はしてました。試合は緊張します、緊張すると自分の本来の動き、技がうまくいきません。緊張するなと言ってもなかなか難しいですが、自分自身が試合に飲み込まれないように気持ちをもって行く事が大切です。基本に立ち返り、組み手、動きを練習してきたようにやる。自分の緊張度合いを確認して、普段道りの動きをするように自分を調整して下さい。そうすると緊張感に段々慣れてきて、準決、決勝となると緊張はマックスになります。その緊張感を見方に付ければいい結果が出るでしょう。気持ちと体の緊張感を自分で調整できる選手が120%の実力を発揮できるでしょう。メンタルとの相乗効果で、うまく自分の調子を持ってきて下さい。ひとつの心構えとしての方法です。川口 喜靖