モチベーションの維持・向上の難しさ、体調管理の難しさ、怪我をしない・させないことの難しさ…
「高校生指導の難しさ」を改めて、強く感じました。
7人出場して県大会の切符を掴んだのは僅か2名。ここ数年で最低の人数です。率は過去最低レベルかもしれません…。
持っているチカラを出し切っていたら間違いなくその数は変わっていたでしょう。
今大会、選手たちは出場する前から負けていました。試合をする状況ではありませんでした…。
ここまで厳しい結果を突きつけられるとは思っていませんでした。
試合の2日前、緊急でミーティングをしました。
前代未聞です。
私は20年間、試合の3日間は基本的に選手に厳しい声掛けはしません。
しかし、今回初めてその私の指導者としての大原則を破りました。
理由は明確です。
選手たちに甘さを捨てて欲しかったから…
あまりに甘え過ぎている選手たちの稽古をみて、これではまずいという危機感を強く感じました。
夏にかなりチカラをつけて、やっとチームが一つになってきたはずだったのに…
「選手たちの実力はこんなはずはない!」
そう思っての2日前のミーティングでした。
しかし、それが今大会においては完全に逆効果になってしまいました…。
選手たちを信じて厳しく伝えた事が、逆に選手たちを苦しめ、萎縮させてしまったかもしれません…。
日大三島柔道部の雰囲気や目的、目標は私が指導者として本校に来てから20年間変わっていません。創始者である西島先生から教えていただいた部員心得は今でも大切にしています。日大三島柔道部の基本はずっと変わらないはずです。
しかし、
時代とともに、そしてその代によって選手たちの雰囲気や実力は異なります。
伝え方や指導法、選手たちを「その気にさせる方法」は確実にさまざまです。
選手たち、いやマネージャーも含めて部員たち全員がその気になったつもり、ではなく本物の本気になるようにもっともっと色々な角度からアプローチをしていきます。
今までとは更に異なる新たなアプローチを考えていきます!
今回の苦しい結果、虚しい試合内容が必ず次に繋がるようにこれからも粘り強く、諦めずに部員たちと向き合っていきます!指導の幅を広げていきます。
監督として大きく反省致します。本当に申し訳ありませんでした。
これからもご理解とご協力をよろしくお願い致します。