5分20本の乱取りは、キツイですね。この稽古の意味を理解してやらないと、只のシゴキになってしまいます。辛いのは皆同じです。自分から色々な技、連続技、動きなどやってみて相手から何とかポイントを取るのが乱取りの稽古です。いくら投げられてもいいんです、失敗してもいいんです、返されたり投げられたりしながら、自分のタイミングとポイントを見つける為の稽古なのです。苦しくなればなるほど、本能で出来るようになります。試合では、助言や指示は今の時代は無理になってきました。自分を信じて技を掛けれるようになるには、この追い込んだ練習がとても重要な意味があるのです。個人的には、こうゆう乱取りは高校時代は好きな練習でした。納得出来るまで同じ相手と3本も4本も続けてやりました。毎日同じ部員と練習するのですから、なあなあになってしまいがちですが、課題を徹底的にやる事に意味があります。短い時間の練習です!濃い内容にするのも自分しだいです。
川口 喜靖