日大三島高等学校・中学校の柔道部ホームページです。柔道部の活動内容や試合結果等を記録しています。

  1. 監督コラム

平成26年度第61回東海高校総体を終えて…

昂文にとって初めての東海大会が終わりました。この大会に向けての特別な準備はしてきませんでしたが、県大会が終わってからの全体の稽古の雰囲気はとてもいい感じでした。昂文自身も、心身ともに充実しており、自信を持って名古屋入りできたはずでした。
しかし結果は、1回戦敗退。しかも膝に怪我を負わされるという事態…。負けた瞬間は本当に頭が真っ白になり、夢かと思ってしまいました。考えられない負け方。そしてなによりも怪我をさせてしまったという事が一番悔やまれます。
3月の日本武道館での全国高校選手権の時は、朝飯もちびっとしか食べず、緊張し過ぎプラス何か浮き足だっているという感じがしました。しかし今回は前日も良い意味でリラックスしており、当日の朝飯もモリモリバクバク食べていたので、本当に調子は良かったと思います。
今回の敗因はいらん欲、絶好調だったからこその「慢心」だったかもしれません。試合の後観客席に上がり、昼飯を食べながら試合の動画を見て2人で反省をしました。明らかな組手のミスに昂文も気がつきましたが、試合中にはこんな結末は考えもしなかったはずです。技有りを取った後のラスト30秒ちょい。審判に道衣をお互い直すように指示され、結構長い間、試合に間ができてしまいました。その間にあれこれ考えてしまったようです。「相手が裏を狙ってるのが分かったから逆に狙って大内で押し込んでブチ投げようと思った。」らしい…。
昂文は自分よりも背の高い喧嘩の選手に上から持って勝負できる柔道スタイルではない。前半と同じように、しっかり下から突いてガンガン前に出る。それが昂文の基本スタイル。一本を取ろうとした気持ちはよくわかるし、素晴らしい。しかし、そんな簡単に「狙った一本」なんて取れないものです。相手は春に無差別で三重の代表になってる3年生ですから…。自分の柔道パターンは当然持っている。見事にはまってしまいました。春もそうでしたが、昂文は試合の度に分かりやすい新たな課題がみつかります。まだまだ未完成で磨きがいのある選手です。必ず立派な大砲にしたいですね!
今日は引退した3年生も含めた部員全員、父母会の皆様、OBの方々、更には父母会OBの方まで多くの皆様が日大三島大橋昂文の為に足を運んでくださいました。本当にありがとうございました。昂文もしっかり反省し、感謝の気持ちを持ってこれからも頑張ってくれると思います。
「勝った時は選手の頑張り、負けた時は監督の責任」これを今回も頭に入れて私自身しっかり反省します。これからも日大三島柔道部をよろしくお願いします。

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