昨日大仁中学校にて、田方大会が行われました。チーム日大三島からは中学生の2名が参戦しました。中学二年生の部は体重無差別で行われた為、絃希と魁が公式戦で勝負出来る大会でした。順当に行けば決勝で勝負出来ると期待しましたが、残念ながら実現しませんでした(・・;)
結果は絃希が優勝、魁は三位でした。
絃希は初戦シードで、2回戦から登場。長岡中の一回り大きな選手に全く柔道をさせず、体落としで有効を取り、そのままガッチリ抑えて一本勝ち。最高の出だしでした。中学生になってからその選手に一本勝ちすることはなかったので、大きな自信になりましたね。そして準決勝も落ち着いた試合運びで大仁中の馴染みの選手の内股を返した後抑えて一本勝ち。そして決勝戦。魁が来るはずでしたが、その魁を有効勝ちで倒してきた、長岡中の選手との戦いになりました。階級は下ですが、なかなか粘り強い選手です。しかし、今日の絃希は違いました!全く慌てることなく強気で組みに行き、支えで有効を取ると不十分な形でしたがしっかり抑えて一本勝ち。評価できる勝ち方でした。あそこの抑え込みを逃さないところが強さです。「安定感抜群」全く危なげなく優勝しました。強い絃希が戻ってきましたね。試合前に「調子が悪い悪いと言われている時だからこそ真価が問われるんだぞ。自分を信じて行って来なさい。」とだけ伝えました。
良くやってくれたと思います!これをきっかけにしっかり上げていきたいですね。
魁は1回戦からの登場でした。初戦、2回戦と秒殺でした。ただ少し動きが硬く、一発狙って強引に投げているという印象を受けましたね。準決勝前に「驕り高ぶった試合はするな。しっかり確実に攻めなさい。」という声掛けをしました。前半は硬い動きではありましたが、組手も妥協することなく攻めていました。しかし、1分半程過ぎたところに落とし穴が待っていました。相手の背負い投げを真っ直ぐ受けてしまい、あわや有効か?というところまで詰められたのです。その技に入られた瞬間物凄い会場が盛り上がってしまい、完全に長岡の雰囲気になってしまいました。その空気に押されてしまいましたね。弱気な妥協した組手をする場面もでてきてしまいました。全く慌てる必要も弱気になることもなかったのですが、その時の魁の心には私の指示は届かず、ラスト数秒でまた同じように背負い投げを真っ直ぐ受けてしまい、堪えきれず有効…。投げられるわけ無いという、「慢心」が完全にでてしまいましたね。調子が本当に良く上り調子だからこその心の甘さが出てしまいました。ここで気持ちを落とすのではなく、しっかり反省して上げていきたいと思います!
前回の大仁大会や今回の田方大会のように、本当にこの地域は柔道の力を試せる大会が多く、素晴らしいです。
小学生の純粋な試合ぶりを審判をしながら観させてもらいましたが、未来のチーム日大三島の一員になって欲しい子供たちがたくさんいましたね。純粋な気持ち、本当に大切です。
逆に残念ですが小学生ながら、既に貫録?驕り高ぶった?試合をしている子供もいましたね。まわりの応援や指示も余り聞いていて気持ちの良いものではないものも耳にしました。私もつい熱くなりすぎて、指導者として?な言動をしているかもしれません。色々考えさせられる大会でもありましたね。
今大会も応援、大変ありがとうございましたm(_ _)m次は12月の遠江大会です。またよろしくお願いします。