10日の惨敗から、部員たちは反省し前向きにインハイに向けて努力しています。
負けは悔しいですが、負けをどう生かすかが一番大切です。
悔しさをプラスに変えることが出来なければ本当に何も残りません。ただの負け・・・
まだ元気のない選手もいます。煮え切れない選手もいます。
中高生は悩んで悩んで悩めばよい。そして自分なりの答えを見つけて開き直って欲しい。
中学生は中体連まで少し時間があるので、先ずは学校生活にしっかり慣れて、小学生柔道とは大きく異なる中学柔道にしっかり慣れてくれたらよい。
慣れない電車での登校や、力の強い高校生との稽古、更には私立中学校独特のレベルの高い授業。
かなりハードな生活でしょう。
しかし、自ら選んで努力して掴んだ道です。保護者の思いではなく、自分の意志で高い水準での文武両道の道を覚悟を決めて選んだはずです。
中学生に厳し過ぎるという考えもありますが、「厳しくするところは徹底して厳しく、甘えさせる部分はしっかり甘えさせる。」この思いでじっくり真っ直ぐ向き合っていきたいと思います。
高校生は4/24にインハイ東部個人が控えています。
色々とリベンジのチャンスです。
腹を決めてやり切る。気持ちよく自分のチカラを出し切る。これしかありません。
怪我との戦いの選手もいます。信じ切るしかありません。今までやってきた事をしっかり考えて、人間の体の強さを信じましょう。
さて話は少し変わりますが、本校には多くのOBが稽古に参加してくれます。休日だけでなく平日にも参加してくれます。本当にうれしい事です。
さらに最近はOBが知り合いを連れてきてくれたり、色々なつながりから様々な柔道家?柔道愛好家?アスリートの皆様が参加してくれます。
今日は聾アスリート柔道家の佐藤正樹選手が稽古に参加してくれました。
縁あって数年前にも参加してくださいましたが、所属も変わり、住まいが三島になったこともあり再度本校を稽古場所の一つに選んでくれました。
66kg級で世界大会が決まっている佐藤選手は聾アスリートのオリンピックである「デフリンピック」を目指して活動しているプロアスリートです。
アジアチャンピオンにもなったことがある実力者。高校までは通常の高体連の大会に参加しており山梨県チャンピオンにもなっているとお聞きしました。
選手たちとの稽古はまさに情熱溢れるファイター。切れ味鋭い背負い投げにがっつり持ってかれていました。
選手たちには歯を食いしばって食らいついて欲しいですね。
生まれつき耳が不自由という事を全く感じさせない、話し好きで気さくな性格の佐藤選手は間違いなく本校の選手たちにプラスの影響を与えてくださる方です。将来の夢等も私に語ってくれました。
本当に人間力のある方ですね。
部員たちには、人間としての「魅力」も吸収して欲しいですね。
怪我に負けず、明日も更に熱い稽古を皆でしていきます!