まさかの結果で蹴斗の夏が終了してしまいました…。抑え込まれてブリッジしている蹴斗は現実ではない、夢だと思いたかった…。
小柄で可愛い少年が、日大三島柔道部の門に飛び込んで来て、びっくりした事を今でもはっきり覚えています。
中学生での同級生は蹴斗のみ。当時は中学で団体チャンピオンを目指していた時ですので、本当に稽古について来れるのか心配でしたね。毎日毎日苦しいばかりだったと思います。
そんな中、一年生の中体連では初の東部団体戦優勝も経験しました。
チームで勝つ喜びを感じた瞬間だったでしょう!
稽古を重ねる事でみるみる成長していった蹴斗。初めての県大会は優勝した選手に負けてしまいましたが、しっかり一勝し、成長も実感出来たはずです。
何度も何度も心が折れかけて、何度も何度も逃げてしまいたくなっていましたが、自分に打ち勝ち道場に戻ってきた蹴斗。
神さまは14歳の少年に本当に厳し過ぎる現実を突きつけてくれましたね…
優勝できるチカラを間違いなく持っている選手が初戦負けで県大会に出れないことって、あるでしょうか…
中体連最後の年に県大会の切符すら取れなかった…
悔しいを一気に通り越して、悲しみが強く大きく降ってきました。
蹴斗の気持ちを考えると苦し過ぎですね…。
本当に勝たせてあげたかった。
決勝までは疑いなく行けると信じていました。
落とし穴は初戦にありましたね…。
部員たちにいつも言っている事が、今回は完全に抜けていました。
完全に監督としてミスです。反省してもしきれません。
もう蹴斗の中体連は帰ってきませんから。
終わった後に、涙ながらに蹴斗の口から出た言葉は「高校で頑張る!」というプラスの言葉と両親はじめ、関係者への感謝の言葉でした…。悔しくて悲しくて苦しい中、なかなか言えることではないと思います。
「ひととして成長した瞬間」でした!
あれだけ苦しみながら努力してきた選手が県大会に出れないという経験は、本当はする必要はないでしょうし、信じられない気持ちがまだまだ強く残っています。
しかし、前向きな言葉を口にした蹴斗を更にこれから立派な人間に育てていく気持ちになりました。
負けには必ず原因があります。
まずは改めてしっかり向き合っていきます!!!
蹴斗は残念すぎる結果で終わってしまった大会でしたが、日大三島の道場で一緒に汗を流して稽古した中学生たちが、沢山の素晴らしい試合と結果を出していました!日大三島柔道部の所属ではありませんが、嬉しい気持ちになれましたね。
県大会でも素晴らしい試合を期待しています!全力で頑張ってください(^_^)v
改めて、今回の経験をしっかり指導に還元していきたいと思います。
「思いのある所に結果はついて来る。」
今回結果はついてきませんでしたが、中高一貫指導が日大三島柔道部の魅力です。これからが大切です!最終的に蹴斗をしっかり漢にします!!!
応援して頂き、本当にありがとうございました。