歳末の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ2025年も残すところ2日となりました。
昨日の稽古納めにてご挨拶できませんでしたので、こちらのブログにてご挨拶させていただきます。
本年もさまざまな方のお力添えもあり、無事に円成いたしました。この1年間は、本当にあっという間に1日1日が過ぎていきました。それだけ充実した日々を過ごさせていただいたのだと思います。関わってくださった全ての人に感謝です。
さて、いよいよ卒業ということで、次ステージに向けてお話させていただきます。(卒業できる前提でのお話です笑)
私は、現在「花園禅塾」という学生寮に入っております。この施設は、「雲水」といわれる修行僧が修行をする場所、いわゆる「僧堂」の生活に準じた生活を送る施設であり、2年制です。(来年度からは「僧堂」で修行予定です。)勿論、大学講義との両立なので「僧堂」と全く同じ生活を送っているわけではありません。
朝はお勤め・作務をし、日中は大学講義、夜は坐禅をする日々を送っております。
同期は私を含め11人おりますが、私以外3年生からは全員1人暮らしを始めました。私はそこまで1人暮らしに興味もありませんでしたので、そのまま残りました。しかし、寮を出て自由に遊んでいる同期の姿を見ると、羨ましいなと思い、4年生では絶対に寮を出てやろうと思いました。と思いながら気づけば4年間寮で過ごしてました。
なんで残ってるんでしょうかね。
将来家業を継ぐにあたって、普段の父(師匠)を見ていると、毎日とても忙しそうにしております。そんな姿を見て、できることなら継ぎたくないなと思いました。ましてや、厳しい修行をするなど嫌でしかありません。しかし、さまざまな方と出会う中で、そんな情けないこと言ってられないなと思いました。私たちが見えない所で、色々な方の働きがあるおかげで日々を生きているんだと実感しました。
例えば、食事にしても私たちの口に運ばれてくるまでに、農家の方がいて、自然の恵みを受け、その食材を調理する方がいてやっと食べることができます。食事にはそれだけの労力がかかっているのです。供養していただいてるのです。それに気づいた時、今度は自分が供養をする側に携わりたいと思い、この道に進むことを決心しました。
だからと言って、別に4年生は残らなくても良かったのですが、1人暮らしという自由な生活に慣れてしまうと寮よりも厳しい「僧堂」生活なんて到底無理だと思いました。修行をするならしっかりとやる、それだったら寮に残って縛られた生活をした方がいいと思い残りました。
実際、この選択が良かったのかはわかりません。人生経験として1人暮らしをしてみるのも良かったのかもしれません。ただ、今自分自身がこれだけの思いを持って将来に向き合えていることは、とても良いことだと感じております。修行道場での生活といっても、人生80年としてたかだか5年程度ですからね。そう考えると、より頑張れる気がします。本当に今、毎日が充実して楽しいです。辛いこと、しんどいことの方が多いですが、その中にある楽しみを噛みしめることが大切だと思います。
長々と語ってごめんなさい…皆様も1日1日を大切に悔いの無いよう過ごしてください。そして、笑顔で過ごしてください。また、年末年始お身体には気をつけてください。
年始の稽古初めにはお時間あれば、顔出します!
それでは、よき年を迎えられますこと、心より祈念申し上げます。
確か61期生 永田泰寛

